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公民館の風第545号(通算1177号)

=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=* 公民館の風 No.545(通算No.1177) 2019年4月14日発行    編集・発行  内田光俊  ---------------------------------------------------------------------------------------------------------- ◆若葉とそよ風のハーモニーコンサート◆自治の質量飯田市調査のまとめ報 告会◆奈良月刊社会教育読む会◆読者からの風◆新聞記事等◆編集後記 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ *=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*= ■◆   町田市の松田さんから   「第19回若葉とそよ風のハーモニーコンサート」観覧のお願い  ◆■ ============================================ ■◆   長野県生涯学習センターの木下さんから         自治の質量飯田市調査のまとめ報告会の報告 ◆■  自治の質量飯田市調査のまとめ報告会が行われました 【目次】 ○ 自治の質量調査に至るまで  ▽ 九州大学、八木信一さんのこと  ▽ 東京大学、荻野亮吾さんのこと  ▽ 公民館からまちづくり委員会へウィングを広げて  ▽ 住民自治の盛んな地域は、財政的にも健全? ○ 現場に人を配して自治を支える飯田型行政~松下徹市民協働環境部長 ○ 主体は住民、寄り添う行政、自治の質量の視点から見た飯田~九州大学  八木信一さん  ▽ 住民自治を育むことを大事にした飯田市のしくみ・取組み  ▽ まちづくり委員会、公民館、自治振興センター~飯田の特徴  ▽ 関係性、関係基盤、橋渡し組織~自治の質量の3つの要素  ▽ 持続的な取組みを填補するために~八木さんからの提言 ○ 自治の質量を支える飯田型の公民館の役割~東京大学荻野亮吾さん  ▽ 人材育成、団体育成、関係形成~飯田型公民館の3つの役割  ▽ 地域自治組織導入後の公民館の位置づけの変化  ▽ 荻野さんの提言 ○ チーム自治振興センターを核に市民セミナーを再び~飯田市副市長佐藤  健さん  ▽ 政策が、強い住民自治に支えられている飯田市  ▽ 課題は、公民館を担う世代の交代  ▽ 田舎へ還ろう戦略を、市民セミナーとして取り組む ○ 研究成果の広がり ○ 長野県の取組みから ================================================= ■◆  奈良市の佐野万里子さんから               奈良月刊社会教育読む会のご案内  ◆■ ================================================= ■◆  読者の皆さんからの風  ◆■ -------------------------------------- ◆◆ 松本市の高橋伸光さんからの風  ◆◆ ------------------------------------------- ◆◆  京都府立大学の田所祐史さん        (社全協関西ネットワーク事務局長)からの風  ◆◆ -------------------------------------------- ◆◆  国連大学の野口芙美子さんからの風  ◆◆ ================================================== ■◆新聞記事等◆■ --------------------- ◆◆  長野県松本市、文化財保存活用計画を策定  ◆◆  松本市教育委員会が4月に施行される改正文化財保護法に基づく「文化財 保存活用地域計画」を策定したことを伝える記事。地域住民が主体となって 調査した文化財とその保存・活用事業をまとめたもので、全国の自治体の先 進モデル事例として国に認定申請する予定とのことです。地域住民と公民館 が中心となって、13年度から保存したい文化財の調査を実施してきたことが ベースになっているようです。 2019/03/07【日本経済新聞】 https://s.nikkei.com/2FnTCgM ------------------ ◆◆ 54年の歴史に幕、小川・中央公民館が閉鎖へ  かつて文化・商工の拠点、年間延べ約2万7千人が利用  ◆◆   埼玉県小川町の町中央公民館兼商工会館として建設された建物が閉鎖され ることを伝える記事。耐震や公共施設の見直しなどを理由に、3月末で54年 の歴史が終わります。近年、中央公民館は生涯学習の拠点として活用されて きたが、耐震構造の問題や町内の公共施設の管理運営計画の一環で、建物の 閉鎖や施設の移転が検討され、中央公民館は4月から町民会館1階に移ると のことです。 2019/03/28【埼玉新聞】 https://bit.ly/2UhBlvY  --------------------- ◆◆ 「地域活性化の拠点に」 大詫間公民館で落成式                  県産木材使用、防災設備も   ◆◆  昨年建替工事を終えて11月から利用されている佐賀市の大詫間公民館で、 落成式があったことを伝える記事。1973年築の旧館が老朽化したため、建替 えられたもので、県産木材で建設し、延べ床面積は560㎡。災害時に避難所 として利用することを想定したシャワー室や、外からも出入りができる防災 倉庫などを備えているそうです。 2019/03/11【西日本新聞朝刊】         https://bit.ly/2TudEv1 --------------------- ◆◆ 多賀町中央公民館が完成 地元産の木材96%使用  ◆◆  滋賀県多賀町中央公民館「多賀結いの森」の竣工式が開かれたことを伝え る記事。町産のスギやヒノキを96%使用した木造平屋建ての公民館で、4月 2日開館するとのことです。事業費12億4千万円といいますから、相当な施設 ですね。 2019/03/18【中日新聞】 https://bit.ly/2K1tDS1 --------------------- ◆◆  新中央公民館、7月2日に開業 熊本市が新築再建  ◆◆  熊本市は、熊本地震で被災して建て替え工事が進む市中央公民館7月2日に 再オープンさせることを公民館運営審議会で報告したことを伝える記事。新 施設は市中央老人福祉センターとの複合施設で、鉄筋コンクリート造り7階 建て。延べ床面積は2286㎡。事業費は12億7千万円とのこと。公民館 として初めて指定管理者制度を導入し、パブリックビジネスジャパンや熊日 など市内の企業による共同企業体が運営するとのことです。 2019/03/15日【熊本日日新聞】 https://bit.ly/2HRVnpt --------------------- ◆◆  矢掛・中川公民館の豪雨復旧完了  利用再開、住民の明るい声戻る   ◆◆  昨年7月の西日本豪雨で浸水被害を受けた岡山県矢掛町の中川公民館の復 旧工事が完了して利用が再開され、住民の明るい声が戻ってきたことを伝え る記事。小田川に近い中川公民館は豪雨で最大床上1.5mまで浸水。壁や床の 修復、空調設備などを更新して総事業費は備品の購入費を含め約4,300万円 とのことです。 2019/03/19【山陽新聞】https://bit.ly/2Uakz1H --------------------- ◆◆ 「公民館」が「地域づくりセンター」に変わりました   ◆◆  これまで公民館は、公民館講座や自主サークル活動などの生涯学習の拠点 として利用されてきましたが、多様化する住民ニーズや地域の課題に対応し た地域づくりの拠点としての役割も求められています。そこで、公民館の機 能は今まで通り維持したうえで、より柔軟で自由度が高く、誰もが利用しや すい「地域づくりセンター」としての運営を開始し、「ひとづくり」「協働 のまちづくり」の拠点を目指します。 ■施設の名称   変更前              変更後 北広島町芸北中央公民館   北広島町芸北地域づくりセンター 北広島町大朝公民館   北広島町大朝地域づくりセンター 北広島町千代田中央公民館  北広島町千代田地域づくりセンター 北広島町豊平中央公民館   北広島町豊平地域づくりセンター ■地域づくりセンターがめざすもの 〇これまで主に行ってきた、講座やサークル活動などの生涯学習は引き続き  行い、さらに地域づくりの人材育成を行っています。 〇地域コミュニティ振興の拠点として地域協議会等の地域団体の活動の場、  地域住民同士の交流の場としていきます。 〇施設利用についても多様な住民ニーズに応えられる柔軟な活用を可能とす  るなど、住民にとって身近に感じられるような、だれもが利用しやすい施  設をめざします。 ■地域づくりセンターの利用について  利用時間・使用料・休館日はこれまでと変わりません。 お問い合わせ 千代田中央公民館 〒731-1533 広島県山県郡北広島町有田1220番地1 電話:050-5812-2249 Tel: 0826-72-2249 Fax: 0826-72-6034 2019/04/01【北広島町ホームページ】 https://bit.ly/2ORoB9u --------------------- ◆◆ ゲームで学ぶ避難所運営 岩手町で防災講座、課題を共有  ◆◆  岩手町の沼宮内公民館が、ぬまくない防災ミニ講座を同公民館で開いたこ とを伝える記事。地域住民22人が避難所運営ゲーム「HUG(ハグ)」を通 じて災害時の避難所運営について理解を深めたとのことです。 2019/03/17【岩手日報】 https://bit.ly/2FO2Sec --------------------- ◆◆  子どもと若者「食」で交流  シカやイノシシ肉で料理教室 飯田市南信濃  ◆◆  飯田市南信濃公民館主催の「春休み連続子ども講座」が開かれ、猟師や調 理師免許を持つ若者らが講師を務めて、地元の小中学生35人がシカやイノシ シの肉を使ったドライカレー作りに挑戦したことを伝える記事。 2019/0328【南信州新聞社】 https://bit.ly/2FJWk04 --------------------- ◆◆  将来につながる経験を  カンボジアツアー参加の高校生が市長表敬  ◆◆  飯田市公民館の本年度高校生講座「カンボジアスタディツアー」に参加す る高校生15人が市長らを表敬訪問したことを伝える記事。昨年10月から8回 にわたる事前学習で、カンボジアで支援活動に取り組む人の話を聞いたり、 地域について学ぶフィールド学習を実施してきたとのこと。22~28日の7日 間で、現地の孤児院や中学校や小学校で子どもたちと交流したり、文化体験、 遺跡見学などを行うそうです。6月に報告会も予定されています。 2019/03/13【南信州新聞】 https://bit.ly/2TsbDzn --------------------- ◆◆  飯舘特産販売で復興支援 春日部  ◆◆ 福島県飯舘村の特産品の販売会が埼玉県春日部市の中央公民館で開かれた ことを伝える記事。同公民館は、同村の広報2015年6月号~17年10月号に掲 載された復興を伝える写真のパネル展を開催し、物産販売は関連事業として 企画されたものとのことです。飯舘村の職員も売子として来ていたようです。 2019/03/10 【読売新聞】           https://bit.ly/2U8xSyK --------------------- ◆◆  「共助」で地域づくりを 湯浅教授が講演会                      こども食堂が有効  ◆◆  貧困問題の専門家で、内閣府参与などとして政府の政策立案にも携わった 湯浅誠・法政大教授の講演会が滋賀県日野町の日野公民館で開かれたことを 伝える記事。「こども食堂」について「子供からお年寄りまで世代間がつな がる場ができ、子供の貧困解消への場にもなっている」などの講演内容を詳 しく紹介しています。こども食堂は現在全国に約3500カ所あり、この2年間 で2000カ所増えたそうです。「こうした運動を30年やっているが、初めての 現象」だそうです。日野町は三方よしの日野商人で知られる町ですが、発行 人も一度招かれて岡山市の公民館の活動を話したことがあります。その時お 会いした町長さんは元滋賀県職労の副委員長だった方と聞いたことを覚えて います。 2019/03/08【毎日新聞】 https://bit.ly/2FrM2ld ================================================== ■編集後記 ◆今号の長野県の木下さんの投稿は、例によって彼のFBへの投稿の転載です  が、読みごたえがありすぎる長文なので、今号から見出しのみ掲載し、本  文はWordのファイルにして添付することにしました。こうすると、最後の  記事までスクロールして読みやすくくなるかと思います。もっと早くから  そうすればよかったのに!と言う声が聞こえてきそうですね。(^_^;) ◆もう結論が出たようなので書いても叱られないかと思いますが、文科省は  2021年に開催される予定の国際成人教育会議(CONFINTEA Ⅶ)の誘致はし  ないと決めたそうです。残念。1972年に第3回の会議を東京で開催してい  る日本ですが、約50年ぶりの日本開催はなくなりましたね。実は岡山市  が誘致に手を挙げて、文科省にも働きかけていたのですが…。岡山での開  催となると、その規模から大変なことになるなと思っていたのでした。ESD  の世界会議ですら、あれほど大変でしたからね。まあ杞憂に終わったよう  ですが。それにしても、現時点で開催地が決まっていないのは本当に大変  だと思います。もう2年程度しか準備期間がないのですから。 ◆今号から読者の皆さんからの風を順次し紹介していきます。この「公民館  の風」は双方向に風を吹かせ合うことが信条。読者の方にはせめて年に一  度はお便りをお願いしたいと考えて、新年度を迎えた4月に近況報告をお  寄せくださるようお願いしています。今年は長大な連休がありますから、  そこでお書きくださることで結構ですから、遅くとも連休明けにはお送り  ください。ご返事のない方は、継続の意思がないものと理解して、読者名  簿から削除させていただく場合もありますので、ご協力をよろしくお願い  いたします。 ◆この「公民館の風」の創刊者は、日本公民館学会の初代会長を務められた  小林文人さんです。その後、3人の発行人がリレーして現在は内田が発行  人を務めているのですが、その小林文人さんの近況は、やはり小林さんが  創刊されて発行を続けられている「南の風」によると昨日、沖縄でトーカ  チ(米寿)祝いが行われたようです。参加することはできませんでしたが、  心からお祝いを申し上げたいと思います。  ≪やんばる対談・トーカチ祝い≫  ・やんばる対談(第12回)    日時:2019年4月13日(土)午後1時~   会場:名護博物館1階展示室     テーマ:やんばる地域青年運動の歩み、今、そしてこれから(仮)  ・トーカチ祝い    日時:2019年4月13日(土)午後6時~   会場:城公民館(tel.0980-52-3982)名護市城2-16-19 ◆新聞記事紹介の中では、公民館の風では常連の松本市や飯田市に関する記  事が載っています。公民館の施設関係では小川町中央公民館の建物閉鎖の  一方、佐賀市大詫間公民館、多賀町中央公民館の完成、熊本市の新中央公  民館の建設、矢掛町中川公民館の復旧があり、北広島町では公民館が地域  づくりセンターに変わったという記事と、実に対照的な記事が並ぶことに  なりました。                       (光俊)

About Me.

「公民館の風」の発行人。岡山市で社会教育主事を30年あまり務め、中央公民館にも9年間勤務。現在、生涯学習課公民館振興室で公民館事業の指導等の仕事をしています。

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