公民館の風第542号(通算1174号)
=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=* 公民館の風 No.542(通算No.1174) 2019年3月21日発行 編集・発行 内田光俊 --------------------------------------------------------------------------------------------------------- ◆まいさぽ飯田ネットワーク会議報告◆とびたつ会ニュース◆全国公民館研 究集会◆『SDGsとまちづくり』紹介◆ESD学会大会案内◆新聞記事等◆編集 後記 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ *=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=
■◆ 長野県の木下巨一さんから まいさぽ飯田ネットワーク会議の報告 ◆■
まいさぽ飯田ネットワーク会議に参加しました。 【目次】 ▽ まいさぽのこと ▽ ネットワーク会議のねらい ○ まいさぽ飯田学校の報告から ▽ 自分たちのつけを子どもたちに残さないために~竹村工業㈱の取組み から ▽ 農家の仕事と生産者の求めを結ぶ(農家と共に)~生活菜園㈱テスク の取組みから ▽ 食育から社会の課題を学ぶ(他機関と共に)~大鹿村教育委員会の取 組みから ▽ 一人ひとりの暮らしの課題からしくみをつくる~松川町社協「横づな」 の取組みから ○ 一人の暮らしを支えるために必要な、統合的アプローチ ------ ◆この木下さんの記事は、毎度ながら木下さんが自身のFBに投稿されたもの をご本人の了解をいただいて「風」に転載させていただいているものです。 木下さんの投稿の全部を転載しているわけではないのに、その投稿ペース に比べて「風」の発行ペースが開いているため、記事が溜まっていて、こ の投稿は2月20日のものです。なお、木下さんの最新の投稿によると、 「長野県職員課長級以上の4月1月付の内示があり、生涯学習推進センター 所長を拝命しました。職場は塩尻市ですので、長野から引っ越しをし、引 き続き単身赴任生活です」とのこと。おめでとうございます。飯田市を退 職されてからのこのご活躍が、岡山市を退職してまだ公民館に関わってい る発行人にも、ずいぶんまぶしく見えますが、ご本人がこれまで蓄積され てきた経験と実力、そして長野県教委の見識も感じさせられます。
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■◆ 町田市の松田さんからとびたつ会ニュース ◆■
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■◆ 「第41回全国公民館研究集会(2019年度)のお知らせ ◆■
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■◆ 新刊『SDGsとまちづくり』をぜひどうぞ ◆■
SDGsの基本的なコンセプトである「持続可能性」を実現するまちづくり (SDG11)を担う地域人材を育てるための「学びづくり」に注目し、地方自 治体、学校教育、社会教育、ESD等における広義の教育活動の実践及び住 民参加・子ども・マイノリティ等の今ある最新事情を論ずる内容です。 目次 序 章 SDGsとまちづくり 第1部 SDGsと持続可能なまちづくり 第1章 SDGsと地方自治体 第2章 地域経済とまちづくり 第3章 SDGsと地域づくり・文化づくり 第4章 SDGsと市民のイニシアティブ 第2部 地域課題とまちづくり 第5章 福祉社会とまちづくり 第6章 持続可能な「農」 第7章 環境自治体とSDGs 第3部 ともに生きる楽しいまちづくり 第8章 多文化共生のまちづくり 第9章 祭り・観光とまちづくり 第10章 子どもの居場所があるまちづくり 第4部 SDGsと学びづくり 第11章 まちづくりと社会教育 第12章 サービス・ラーニングとまちづくり 第13章 まちづくり教育の実践 第14章 学び合いの地域づくり 終 章 SDGs時代のまちづくりとパートナーシップ ●編著者 田中治彦(上智大学総合人間科学部教育学科教授) 枝廣淳子(大学院大学至善館教授/幸せ経済社会研究所所長) 久保田崇(立命館大学大学院公務研究科教授) ----------- ◆発行人も執筆者に加えていただき、「第4部 SDGsと学びづくり」の「第 11章 まちづくりと社会教育」を担当しました。だからというわけではな く、他の執筆陣が書かれた内容は一読の価値があるものと思います。 ============================================
■◆日本 ESD 学会第2回大会(宮城教育大学)のご案内 ◆■
============================================ ■◆新聞記事等◆■ --------------------- ◆◆ 北海道上川町 大雪山の麓に未来の公民館が誕生! 「大雪かみかわ ヌクモ」にネーミングが決定 ◆◆ 2019年夏、大雪山の麓にある北海道上川町に廃校になった小学校をリノベ ーションした新施設がオープンすることを紹介する記事。新施設の一番の特 徴は“共創”をテーマにした教育的プロジェクトを推進する、チームラボキ ッズ株式会社による「あそぶ!天才プログラミング」の導入でとのことです。 週末や夏休みにはワークショップも実施を予定しており、併設のカフェスペ ースでは地元食材を使ったコーヒーやオリジナルスイーツも用意。プレイル ームや、地域のひとたちが自由に使えるコミュニティスペースもあり、世代 を問わず楽しめる場所になるという主旨でしょうか、見出しには未来の公民 館が誕生とあります。 2019/03/04 【アットプレス】 https://bit.ly/2Hs0n3O ------------------ ◆◆ 「生きづらさ」寄り添うには「若年女性」テーマに講座 ◆◆ 「若年女性の”生きづらさ”に寄り添う」をテーマにした多摩市公民館現 代課題講座が関戸公民館大会議室で開催されることを知らせる記事。ルポラ イターでNPO法人BONDプロジェクト代表の橘ジュン氏が講師を務め、 橘氏が「聴く・伝える・つなぐ」活動を通じて見てきた「JKビジネス」や コミュニティサイト被害に起因する事件と被害、なぜ女の子たちはSNSで 「死にたい」とつぶやくのか、大人にできることなどを紹介するとのこと。 2019/03/07【タウンニュース多摩版】 https://bit.ly/2Crwxcm --------------------- ◆◆ 文化会館敷地に建設へ 都賀総合支所と都賀公民館を複合化 栃木 ◆◆ 都賀総合支所と都賀公民館を複合化する整備事業を進める栃木市が、都賀 保健センターの敷地計9066㎡とする方針を固めたことを伝える記事。施設規 模は延べ床面積2,500㎡程度で、図書館機能なども備える施設にするとのこ と。 2019/03/07【下野新聞】 https://bit.ly/2Flrqfv ================================================== ■編集後記 ◆本文では触れていませんが、九条俳句市民応援団の最新のニュースを添付 しました。公民館関係者は、この判決をよく学んでおく必要がありますが、 十分とは言えません。文科省も全公連もこのことでについて通達的なこと をしていません(しにくい感じもわかりますが)から、、自分で学ぶ必要 があるとニュースから判断するしかありません。しかし、そのニュースす ら手元に届かない公民館職員の方が大多数のように思います。本当は月刊 公民館で特集記事が載っても良いくらいの出来事と思います。 ◆16日にセシオン杉並で開かれた日本公民館学会のスプリングフォーラムに 参加してきました。スプリングフォーラムはこれまでの社会教育関係の判 例や、9条俳句問題を含めた昨年の学会年報の内容をもとに論議しました。 社会教育法23条の解釈や運用をめぐる議論では、岡山市での運用に触れつ つ、ボーダーラインを引くことはなかなか難しく、悩ましいこと、だけど 同じ自治体の公民館では統一を図っておかないとまずいこと、そこに研修 の課題があることなどについて発言しました。コメンテーターの文科省の 井口さんから、こうした課題についても対話的な学びをつくることの重要 性が指摘され、さすがと感じながら考えを深めることができました。 ◆驚いたのは、セシオン杉並の職員さんの使用時間を守られるための努力で す。高井戸地域区民センターは指定管理者ですが、この施設は区の指定管 理者による運営施設のリストに入っていないので、直営なのかな?とにか く午前中の理事会の会場の使用時間が終了する12時の5分前には部屋の電 話機が鳴り、まるでカラオケボックスみたいに使用時間が終わる告知があ り(ちなみに延長はできません)、12時になると職員さんがドアをノック して顔を出して部屋から出るよう促されました。午後のフォーラム本番も 17時までの使用時間で、フォーラムの終わりが17時になったので、急いで 出なくてはとあわてて荷物を持って出た発行人は、最近物忘れが激しいも ので、翌日会う弟などに向けて買ってきたお土産を入れた紙袋を置き忘れ るという失態を演じました。(忘れたのは本人の責任) ◆今号では冒頭に長野県の木下さんからの記事、続いて町田市の松田さんか らの記事を掲載しましたが、お二人とも4月から新しい職場に異動、転勤 されるとのことです。新しい職場でのご活躍をご期待申し上げております。 新年度を迎えるので、またこの公民館の風の読者の継続確認を4月に入っ てからお願いしたいと考えています。異動などもあると思いますので、近 況報告を兼ねて継続意思表明のメールをお願いしようと思います。 (光俊)