公民館の風第289号(通算921号)
*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*= 公民館の風 No.289(通算No.921) 2015年12月1日発行 編集・発行 内田光俊 (mitsutoshi-u@o.email.ne.jp) 〒702-8044 岡山市南区福島2-19-9 ---------------------------------------------------------------------------------------------------------- ◆国立の井口さんからの投げかけ◆「島田修一先生・傘寿を祝う会」◆学習 都市に関するグローバルネットワーク◆新聞記事等◆編集後記 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ *=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=
■◆ 国立公民館の井口さんからの投げかけ ◆■
先日は「東京提案」について、「公民館の風」へ掲載いただきありがとう ございました。なかなか反応は期待できないと思われますので、もう少し議 論を展開してみたいと思います。 「東京提案」作成作業をやりながら感じたことは、都市公民館の実践その ものはそれぞれに価値があるものが多いが、やはり公民館にいかに来てもら うか、充実した公民館活動ができているか、という視野に留まり、地域や社 会の変容という志向性に乏しく、実践も個別分散的で他の市民活動や関係機 関との関連を検討して結び付けていく、あるいは施策との関連をつくってい く実践が少ない、ということです(自戒を込めて)。 つまり、都市公民館の職員は、教育機関として講座実施などの「学習支援」 は熱心に取り組んできた(もちろん課題はありますが)とはいえるものの、 「コーディネーター」としての役割の側面が弱いということです。 もちろん社会教育職員を「コーディネーター」論だけで語ることはできま せんが、ESDの観点からもコーディネートやネットワークの機能発揮が必 要であることは確かだと思います。 内田さんや重森さんが岡山市での公民館職員の「ESDコーディネーター研 修」のことを、最近刊行された社会教育学会編『地域を支える人々の学習支 援』で紹介されていましたが、このあたりの認識をどのようにお考えか、ぜ ひご教示いただきたいと思いました。 また、今回あえて「都市公民館」を強調しているのも、飯田市や松本市の ようにできない都市ならではの公民館の特長を議論しないといけないとも思 っているのですが、むしろ地方の注目される地域の公民館職員こそ、「コー ディネーター」(コミュニティワーク?)としての役割を発揮してきたよう にも思います。関ブロ公民館研究大会シンポジウム等で、飯田市の木下巨一 さんは、そうした側面をいくつかの事例から指摘されていたのかもしれませ ん。 私の問題意識は以上のようなところにありますが、いかがでしょうか。 -------- ◆11/20発行の「風」No.286で、第56回関東甲信越静公民館研究大会で井口さ んたちが再起された「東京提案」についてお知らせしましたが、その内容 に関連した投稿が井口さんからありました。東京提案の内容を踏まえなが ら、風の読者間でも議論、意見交換ができたらと思っています。それにふ さわしい投げかけが井口さんからありました。発行人も返事を書かなくて はと思っていますが、この投げかけに対して皆様からもぜひ返事をお寄せ いただきたいと思います。 ======================================================
■◆ 「島田修一先生・傘寿を祝う会」のご案内 ◆■
自治と学び研究会(代表 島田修一、事務局長 内田和浩)の定例会・特別 企画として、「島田修一先生・傘寿を祝う会」を開催します。 日時 2015年12月20日(日) 第1部 午後1時30分~午後4時45分 午後1時~ 受付 午後1時30分~3時 島田修一先生ご講演「拓き 創る -私の社会教育 研究と実践」 午後3時15分~午後4時45分 出席者から「私たちは何を引き継ぐか」 の意見交流 第2部 午後5時~午後7時 島田修一先生の傘寿のお祝い会です。思い出話やお祝いのメッセー ジをお願いします。 会場 第1部 中央大学駿河台記念館570会議室 http://www.tsukyo.chuo-u.ac.jp/access/surugadai.html 第2部 上海料理 梅蘭 御茶ノ水ワテラス店 http://r.gnavi.co.jp/g551810/map/ 会費 第1部 2000円前後(会場費・お茶菓子代) *午後1時から受付で正式な金額は提示 第2部 5500円(お祝い品を含む) 参加希望の方は、自治と学び研究会会員を通じて、12月13日(日)までに内 田和浩へご連絡ください。
======================================================
■◆ ユネスコ学習都市に関するグローバルネットワークについて ◆■
平素より、生涯学習の推進について大変お世話になっております。文部科 学省生涯学習政策局参事官付(連携推進・地域政策担当)です。 標記の件について、各市町村の皆様に御協力・御検討をお願いしたく、下 記事務連絡を送付させていただきます。 各都道府県教育委員会等の御担当者様におかれては、域内の市町村教育委 員会等へ周知いただき、当該ネットワークへの参加について御検討いただけ るよう御協力をよろしくお願いいたします。 また、指定都市教育委員会の御担当者様におかれても、当該ネットワーク への参加等について御検討いただけましたら幸いです。 御不明な点がございましたら、下記連絡先までお問い合わせください。 【事務連絡】 ※添付ファイルパスワードは「monka-chiiki」です。 <ユネスコ学習都市に関するグローバルネットワーク> ユネスコ生涯学習研究所HP http://learningcities.uil.unesco.org/home 。。 ○~~~○ 。 。 ゜。 。 ○~~~○ 。 。゜。 。 ○~~~○ 。 文部科学省生涯学習政策局参事官付 庶務係・連携協力第一係 〒100-8959 東京都千代田区霞が関3-2-2 TEL:03-5253-4111(代表) 内線(2260) 03-6734-2260(直通) FAX:03-6734-3620 E-MAIL:mteru@mext.go.jp 。 。 ○~~~○ 。 。 ゜。 。 ○~~~○ 。 。 ゜。 。 ○~~~○ 。
============================================================= ◆◆ 名張市:公民館を市民センターに 来月関連条例案提出へ ◆◆ 子育てや高齢者支援など地域の課題を有料のビジネス手法で解決する「コ ミュニティービジネス」ができるよう、名張市は社会教育法に基づく公民館 を、同法の縛りがない「市民センター」にリニューアルすると発表した。12 月3日、開会する議会に関連条例案を提出し、来年度の施行を目指す。 公民館の運営は指定管理者として市内の地域づくり組織が担っている。公 民館は社会教育法と市の設置条例で営利活動が禁止されており、生涯学習の 拠点として利用されてきた。しかし、市民主体のまちづくりを推進する「地 域づくり代表者会議」が昨年度、地域を発展させたいと、市に市民センター 化を提案していた。 市は公民館条例を廃止し、営利活動の禁止条項がない「市民センター条例 案」を提案する。可決されれば、地域づくり組織は生涯学習やサークル活動 の中で営利活動ができ、家事や送迎サービスなど有料のコミュニティービジ ネスもできる。 市地域部は、行き過ぎた営利活動を防ぐため「年度内に市民センターの運 営マニュアルを策定する」としている。 http://bit.ly/1ItI8BA 2015/11/24【毎日新聞】 ------------------------------------------------------- ◆◆ 保谷駅前公民館 冬休み 子ども書き初め講座 ◆◆ お正月の伝統行事、書き初め。冬休みの二日間、筆の運び方や全体のバラ ンスなど、基礎からしっかり学んで、大満足の作品をしあげませんか? http://bit.ly/1lP3J2z 2015/11/27【西東京市ホームページ】 ------------------------------------------------------- ◆◆ {あなたのまちの公民館を考える」講演会 開催します! 西与賀公民館 ◆◆ 日時:12月1日(火) 午後7時~ 場所:佐賀市西与賀公民館 大会議室 講師:佐賀大学文化教育学部 教授 上野 景三 氏 (地域づくり、公民 館、社会教育ご専門) 自分の住む地域の自治公民館・・・・ 皆さん 利用していますか? 「サロン」を開いたり、ちょこっと寄ったり・・・・ うまい活用の仕方、地域のつながり方・・・など、 お話を聴きにいらし ゃいませんか? http://bit.ly/1jsx1T1 2015/11/30【人と人がつながる西与賀校区の地域コミュニティサイト (佐賀市ホームページ)】 ======================================================== ◆冒頭の井口さんの投げかけをもとに、この「風」の紙上で論議を深めたい と思っています。ぜひご意見やご感想をお寄せください。 ◆「島田修一先生・傘寿を祝う会」のご案内を掲載しましたが、これは島田 さんと島田さんが教鞭をとった中央大学の卒業生で作る「自治と学び研究 会」で企画したものですが、今回は特別に会員以外の方にも呼びかけをし ています。ただし、会場の関係で定員が決まっており、祝う会は30名限定 となります。参加しようという方は、発行人までお知らせください。よろ しくお願いいたします。 ◆前号の新聞記事では羽咋市公民館研究集会のことを紹介しましたが、早速 浅野さんからの風が届いています。今号は記事が多いので、次号でご紹介 したいと思います。同じパターンで、今号では今日開催された佐賀市の西 与賀公民館での上野景三さん(日本公民館学会会長)の講演会記事を掲載 しました。館長の木原久美子さんとはFBでお友達でもあります。(光俊)