公民館の風第288号(通算920号)
*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*= 公民館の風 No.288(通算No.920) 2015年11月29日発行 編集・発行 内田光俊 (mitsutoshi-u@o.email.ne.jp) 〒702-8044 岡山市南区福島2-19-9 ---------------------------------------------------------------------------------------------------------- ◆佐賀市田中さんからの風◆愛媛コンファレンス◆香川大学の渡邊さんの講 演レジュメ◆ESDG International Conference◆学校を核とした地域力強化 プラン4次募集◆新聞記事等◆編集後記 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ *=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=
■◆ 佐賀市勧興公民館の田中真由美さんからの風 ◆■
佐賀県佐賀市勧興公民館の田中真由美です。いつもお世話になっておりま す。夏に投稿させていただいた実践に対して、ご指導、ご助言をいただき本 当にありがとうございました。勧興地区の方々にもそのことを伝え、少しづ つですが取組みをすすめています。 さて、前回の風でお知らせがあったように、全国で「学びを通じた地域力 醸成コンファレンス事業」が展開されています。26年度に佐賀市立公民館全 体で取り組んだ「学びあうコミュニティの創出と支援者育成プラグラム」も、 島根県と愛媛県の研究事例のひとつとして報告させていただけることになり ました。26年度の取組みに加えて、27年度の展開も併せて報告しています。 (このプログラムはチームで動いているので、報告者はその時々で変わって います)26年度の内容は、月刊公民館(27年5月号)に寄稿しておりますの で、ご確認いただければと思います。 27年度は、昨年、モデル地区等で実施していた地域課題解決の事業が市内 16館に拡大しています。さらに昨年の課題を受けて、各公民館の事業に協 働推進課の職員と他館の公民館職員が入って企画会議を行うこととしました。 そうすることによって、「職員自身の視点(視野)が広がる」「多方面から の情報収集が可能になる」「職員の士気があがる」等の声が聞えてきました。 また、関係機関となる行政部署、NPO等との連携や広がりも感じるように なってきました。課題解決支援の一歩をふみだした気がします。勿論、すべ てうまくいっている訳ではありません。課題もたくさん見えてきていますが、 昨年より着実に実践の精度があがってきているようです。コンファレンスの 報告資料を添付いたします。みなさまからのご指導、ご助言よろしくお願い いたします。 (See attached file: saga.pdf) ==================== 〒840-0814 佐賀市成章町3番18号 佐賀市立勧興公民館 主事 田中真由美 TEL/FAX 0952-23-6303 E-mail mytanaka@city.saga.lg.jp --------- ◆以下は、田中さんが紹介してくださった愛媛コンファレンスのご紹介です。 ======================================================
■◆ 平成27年度文部科学省「学びによる地域力活性化プログラム普及・ 啓発事業」in 愛媛 ◆■
子どもの育成にかかわっている地域活動者および活動グループが、地域の 教育力を高めるため手弁当で集まり相互の情報交換を行います。互いの実践 を本音で語り合って、元気を分かち合い、新たな展望や相互交流を育んでい きます。8 回目の今年は「かかわりをチカラに、つながりをカタチに」を合 言葉にさらに手間をかけ、居間をつくり、世間を創る、ひと(人・一)儲けの 会にします。 詳しくは http://kochall.org/ 期日 平成27年12月5日(土)~12月6日(日) 場所 国立大洲青少年交流の家 日程 12月5日 受付開始 11時30分 開演 12時 歓迎アトラクション ゴスペル聖歌隊「リジョイス」 大洲市立大和小学校 豊年踊り 愛媛県立三島高等学校 書道部 13時 オリエンテーション・・・ 溝渕 雅子 歓迎ワークショップ・・・ 浅野 長武 14時 15分散会 45 亊例程度 予定 各教室 18時 出会いの広場 名刺交換会 記念写真撮影 ホール 19時 交流会進行 ・・・ 松本 宏・灘岡 雅人・中尾 治司 12月6日 9時 特別企画「地域教育 力活性化」 教育の地産地消 高校生編 長野県飯田市・秋田県北秋田市・岐阜県可児 市・愛媛県新居浜市 公民館編 北海道占冠村・佐賀県佐賀市・新潟県新潟市 愛媛県松山市 聞き手 若松進一・関福生/西山博・讃岐幸治 他 12時20分 閉会式 井門 照雄 ホール 12時30分 解 散 参加費 参加=2,000 円,参加+交流会=5,500 円, 参加+交流会+宿泊=6,500 円 http://kochall.org/8/ (要項や報告事例一覧を添付しました) =========================================================
■◆ 香川大学の渡邊さんの講演レジュメ ◆■
香川大学に赴任しましてから、瀬戸大橋の橋脚の島々(与島・岩黒島・櫃 石島)をはじめ、瀬戸内海の島々や四国・中国地区の生活や教育・文化等を 調べて来ましたので、今回のレジュメでその一端を皆様方に知っていただけ ればありがたいです。 特に、今回の環境問題を克服して、お互い協力して「ARTの島」へと再生し ているということはESDの考えとも通じるところがあると思っています。 また、3年ごとに開催される「瀬戸内国際芸術祭」のことも取り上げてい て、来年は3月からですので皆様方、どうぞ香川・岡山の瀬戸内の島々と港 においで下さるようお願いいたします。 ---------- 渡邊安男 〒761-0121 香川県高松市牟礼町牟礼370-4 TEL&FAX:087-845-3295 E-mail:wataya@pe.kagawa-u.ac.jp ◆前号でご紹介した講演のレジュメを添付しました。
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■◆ ESDG International Conference 11-13 January, 2016 Announcement ◆■
Dear CLC/Kominkan Colleagues, The conference below may interest you. My colleague, who was also a participant and facilitator to Kominkan/CLC conference in Okayama last year, wants to circulate this information. The early bird registration/call for paper will be closed on Monday! Best regards, Fumiko -- Fumiko Noguchi 野口扶美子 PhD Candidate (Education for Sustainable Development: ESD) Centre for Global Research School of Global, Urban and Social Studies, RMIT University ------------------ CEE is organising the International Conference on Education as a Driver for Sustainable Development Goals is planned from 11-13 January, 2016, at CEE Ahmedabad, please find announcement. ?We request you to circulate this among your network members with a copy to esdgconference@ceeindia.org or share your network list with us so that we can send it from the Secretariat. ? ?? ?www.ceeindia.org/esdg For more details, contact Conference Secretariat at Email: esdgconference@ceeindia.org Website: www.ceeindia.org/esdg (野口さんからのメールを添付しました。メールに詳しい情報が写真付きで 入っています) ======================================================
■◆ 参考情報「学校を核とした地域力強化プラン」の四次募集 ◆■ 平成27年度「学校を核とした地域力強化プラン」は、本年3月に1次募集、 7月に2次募集、9月に三次募集が実施されています。予算にまだ残額がある ので、四次募集が行われいきます。 募集のスケジュールについては以下のとおりです。 □ 11月18日(水) 四次募集開始 □ 11月30日(月) 事業計画書等の〆切 □ 12月 1日(火)~ 事業実施可能(予定) この事業は「学校を核とした地域力強化プラン」の1事業として位置付け られており、プラン全体の追加募集については、別途、「学校を核とした地 域力強化プラン」の担当課(都道府県・政令市教育委員会)へ依頼が届き、 プランに含まれる他の事業については、それぞれ担当課へ通知がとどいてい ます。(関係資料を添付しています) ============================================================= ◆◆ 文科省/「人口過少地域におけるICTを活用した社会教育実証事業」 の採択先決定 ◆◆ 文部科学省は19日、2016年度「人口減少社会におけるICTの活用による教 育の質の維持向上に係る実証事業(人口過少地域におけるICTを活用した社 会教育実証事業)」の採択先を発表した。 日本の人口が減少する中、将来的に全国各地で現行の学校規模を維持する ことが困難な人口過少地域が増加することが予想されている。事業では、 ICTを活用し、過疎化や少子高齢化が進む人口過少地域と、遠隔地を結び、 学校教育や社会教育について質の維持と向上に取り組む。今回は5グループ が採択された。 採択グループ NPO法人あきた地域資源ネットワーク(連携する地方公共団体:秋田県男鹿 市・男鹿市教育委員会) NPO法人愛媛アカデメイア(連携する地方公共団体:愛媛県松野町・松野町 教育委員会) 株式会社愛媛CATV(連携する地方公共団体:愛媛県愛南町・愛南町教育委 員会) 福岡地域社会教育ICT活用連携協議会(連携する地方公共団体:福岡県福岡 市,芦屋町・福岡市教育委員会,芦屋町教育委員会) 島前ふるさと魅力化財団(連携する地方公共団体:島根県隠岐郡海士町・ 海士町教育委員会) http://bit.ly/1jcdAh8 【ICT教育ニュース】 ------------------------------------------------------- ◆◆ 羽咋市公民館研究集会・市民憲章助成金贈呈式 ◆◆ 公民館研究集会と市民憲章助成金贈呈式を同時開催します。 日時:平成27年11月28日(土)午後1時40分~ (開場 午後1時~) 会場:コスモアイル羽咋 ロトンダ(小ホール) 地域の生涯学習や公民館活動に貢献された方へ感謝状を贈呈し、市内公民 館による日頃の実践活動について発表を行います。また、後半には 金沢大 学地域連携推進センター教授浅野秀重氏による記念講演会も予定しています。 興味のある方ならどなたでも参加できます。お友達などお誘いあわせのうえ お越しください。 表彰式 公民館活動への感謝状贈呈 午後1時40分~ 羽咋市公民館連絡協議会感謝状 贈呈 公民館研究集会 活動事例発表 午後2時10分~ ●粟ノ保公民館 ●鹿島路公民館 記念講演会(金沢大学 市町共催公開講座) 午後3時~ 演題 「公民館での学びと地域づくり」 講師 浅野 秀重 氏(金沢大学地域連携推進センター教授) http://bit.ly/1NhUbt6 2015/11/19【羽咋市ホームページ】 ------------------------------------------------------- ◆◆ 越廼公民館屋上の天文台が復活 天体観測会が人気、子どもら歓声 ◆◆ 福井市越廼公民館の屋上には、公民館では珍しい天文台がある。5年以上 使われず、屋上で眠っていた天体望遠鏡がことし、息を吹き返した。7月と 10月の2回行われた天体観測会は、地域内外から大勢の小学生親子が参加 する人気ぶりだった。月と土星を観察した7月の回には、親子約80人が訪 れた。 http://bit.ly/1jedyVZ 2015/11/22【福井新聞】 -------------------------------------------------------- ◆◆ 「ほっかいどう学」かでる講座を遠隔通信機を使って生中継し 公民館講座として開講 ◆◆ 札幌市で開催される「ほっかいどう学」かでる講座を遠隔通信機を使って、 生中継し公民館講座として開講します。その場で講師に質問をすることもで きます。お誘いあわせのうえご参加ください。 ■日時 平成27年12月9日(水) 午後1時半~3時半 ■会場 公民館 ■テーマ 「北海道温泉大図鑑~旅の魅力・宿の魅力・湯の魅力~」 ■講師 旅行ジャーナリスト 小野寺 淳子氏 ■受講料 無料 ■申込 不要 ※詳細は、添付の要項参照 http://bit.ly/1QzrzvZ 2015/11/20【真狩村ホームページ】 ======================================================== ◆今号では佐賀市の勧興公民館の田中真由美さんからの投稿をトップに掲載 しました。実は国立市の井口さんからの風も届いているのですが、こちら は次号に掲載したいと思っています。めずらしく各地からの風が多く、良 い意味で気候の変化?を感じています。田中さんの報告では、文科省の公 民館GPを受けての取組「学びあうコミュニティの創出と支援者育成プラグ ラム」の成果を報告されるとのこと。添付したsagaの資料は、島根コンフ ァレンスで、永渕さんが報告されたものなので、嘉瀬公民館の事例がでて います。愛媛コンファレンスでは鶴さんが報告するので、本庄公民館の事 例が追加になるとのこと。このコンファレンスは公民館GPの成果を広げる ための「学びを通じた地域力醸成コンファレンス事業」として行われてい るもの。愛媛コンファレンス、今度の土日なんですね。あと少し早く知っ ていれば参加したのでしたが。今度の土日は社会教育学会のプロジェクト 研究の関連で、東京ラウンドテーブルが明治大で6日に開かれるのですが、 そこに岡山市の公民館職員が急遽2名参加することになり、発行人も行く ことにしているのでした。残念。その愛媛コンファレンスのご案内も合わ せて掲載しましたので、可能な方は是非ご参加ください。 ◆香川大学の渡邊さんからの風を前号で掲載しましたが、その中で報告され ていた川崎医療福祉大学での「環境問題~持続可能な社会づくりをめざし て~」というテーマで学生たち100名程の前でお話しされた際のレジュメを 添付いたしました。渡邊さんが社会教育学会の理事として中国四国地区社 会教育研究集会(6月集会ですね)を実施された際、豊島を訪問する企画 を立ててくださり、おかげで発行人もその時初めて豊島を訪問したのでし た。産業廃棄物で有名になった島ですが、そこで廃棄物処分の道筋をつけ るまでの島民の闘いの歴史や、その処分を行っている直島の三菱マテリア ルの工場の見学も印象深いものでした。 ◆RMITの野口さんからは、インドの環境教育センターが来年1月にアーメダ バードで開く、「Education as a Driver for SDGs」をテーマとした国際 会議の案内が届きました。昨年の岡山での国際会議の際に作ったMLが活き ていますね。気軽に参加できるものではないかもしれませんが、こうした 情報に接して、ああ頑張っている人がこうしているんだと感じることは、 大切だなと思させられます。新聞記事では羽咋市公民館研究集会のことを キャッチしました。昨日のことになってしまいましたが、この「風」のメ ンバーのお一人である金沢大学の浅野さんの「公民館での学びと地域づく り」という講演も行われたようです。 ◆恥ずかしながら、今日は発行人の誕生日。そんなプライベートを書くなと お叱りを受けそうですが、ちょうど60歳、還暦を迎えました。気分はま だまだ青年?時に少年のようなお粗末なところがありますが、身体は年相 応に痛んできています。気持ちだけ若いと無理して失敗しそうでもありま す。年度末には定年退職と言うことになるのですが、さてさそてその後は どうなりますか。ともあれ、当面はこの「風」も300号をめざして発行を 続けたいと思っていますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げま す。 (光俊)