公民館の風第199号(通算831号)
=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=* 公民館の風 No.199 (通算No.831) 2014年10月24日発行 編集・発行 内田光俊 (mitsutoshi@u.email.ne.jp) --------------------------------------------------------------------------------------------------------- ◆岡山コミットメントと参加者の声◆緊急シンポ◆とびたつ会◆編集後記 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ *=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=
■◆ 「ESD推進のための公民館-CLC国際会議」の成果文書 「岡山ミットメント(約束)2014」を公表しました ◆■
At last we could upload the Okayama Commitment 2014 on the website in English and Japanese as below with a lot of cooperation of Drafting Committee members and co-chairpersons. http://www.kominkan-clc.jp/en/ http://www.kominkan-clc.jp/ As they are prescious great fruit of the exellent presentations and active discussion which all participants concerned, we would appreciate if you make good use of them for the promotion of ESD through community-based learning at kominkan and CLCs or other similer facilities. We, Okayama City will bring this Commitment to Aichi-Nagoya Conference and introduce them in the Official Workshop in November. We hope this beautiful fruit will be delivered to many spaces and venue of community-based learning and empower residents and staffs and concerned people all over the world. みなさま 岡山コミットメント(約束)2014が微調整を経て完成しました。添付のほか、 公式HPに載せていますので、参加者全員でつくった「約束」、さまざまな教 育と学びの場面でご活用いただけるとうれしいです。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 ******************************************* Meiko HARA(Ms.) 原 明子 岡山市ESD世界会議推進局 UNESCO World Conference on ESD Preparation Office City of Okayama (Secretariat of Kominkan-CLC International Conference on ESD) http://www.kominkan-clc.jp/en/ 1-1-1 Daiku, kita-ku, Okayama City 700-8544 tel:086-803-1351 fax:086-803-1777 ********************************************* ◆ESDコーディネーターとして10年間公民館とESDをつなぐ役割を果たしてき たESD世界会議推進局の原さんのメールを転載しました。今回の国際会議 では参加型を貫いて成功することができたと考えていますが、会議内容と 進行の責任者として奮闘した彼女の熱意と力量も大きな要素になったと思 います。
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■◆ 「ESD推進のための公民館-CLC国際会議」に参加された方の声 ◆■ ESDのためのCLC国際会議,お疲れさまでした。一参加者ではありま したが,内田さんをはじめとする皆さんの隔靴掻痒という言葉で形容できる ような行き届いたご準備のおかげで,充実した時間と実りある学びの機会に 身を置くことができました。ありがとうございました。 初日の午後は,文科省や石川県との関係もありほとんど4階の特別分科会 に参加していました。 2日目,御津公民館での防災/減災に係る分科会。到着時のあの歓待,私た ち以上に,海外から参加された皆さん,忘れ得ぬ感動的な場面でもありまし た。心のこもった館内視察時の催し,おもてなし,昼食のメニューなど,感 謝してもしたりないほどでした。 コンベンションセンターでのそれぞの英語でのプレゼン等も,このような 表現か,というように私にとっても大いなる学びの機会でした。メールでは 言い尽くせないほどですが,ありがとうございました。 まだまだ事務局用務が山積とは思いますが,くれぐれもご健康にご留意の 上,いましばらくご尽力ください。 岡山駅前のビルの「ESD」のLED照明もステキな演出でした。 **************************************** 〒920-1192 金沢市角間町 金沢大学地域連携推進センター 浅 野 秀 重 Tel 076-264-5274 Fax 076-234-4045 E-mail asa7827@staff.kanazawa-u.ac.jp **************************************** ----------------------------------------
熊本大の山城です。 ESD国際会議では、大変お世話になりました。岡山の皆さまのおもてなし に、本当に心打たれました。東公民館での分科会でも、多くの公民館関係者 の方々から歓迎を受け、中学生から高齢者まで、様々な年代の方々が公民館 に集い学ぶ姿に感銘を受けました。ESDが公民館を拠点に人々をつなげている 様が体験を通して理解できました。 岩本先生と同じく、私も会議後の週末にあった教員免許状更新講習で、ESD について学校教員ならばご存じだろうと伺ったのですが、意外にも熊本では ほとんど認知されていないことに驚きました。やっていても、それがESDだと 認識することが少ないのかもしれません。ますます社会教育の役割を痛感し た次第です。 個人的には、タイのシラパコーン大学の先生とお知り合いになり、今後研 究的に結びつくことができそうで、大きな収穫でした。 岡山の公民館から多くを学ばせていただきました。ESDの可能性も含め、今 後のさらなる展開を期待したいと思います。本当にお疲れ様でした。 ********** YAMASHIRO Chiaki 山城千秋 Faculty of Education Kumamoto University Tel/Fax 096-342-2624
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■◆ 緊急公開シンポジウムの開催のお知らせ ◆■ 日本公民館学会会員の皆さま。いつもお世話になっております。 突然、御連絡いたしまして、申し訳ございませんでした。件名のごとく、緊 急公開シンポジウムの開催をお知らせさせていただきます。情報は次のよう です。 開催主旨:「さいたま市三橋公民館俳句不掲載問題を通して専門家と一緒に 地域の公民館のあり方について考えましょう」 開催日時:11月5日(水) 開場:18:00 開催:18:30~21:00 開催場所:さいたま市 下落合コミュニティーセンター多目的ルーム(3階) (JR京浜東北線 与野駅西口下車徒歩3分) 参加費:無料 基調提案:安藤 聡彦(埼玉社会教育研究会・埼玉大学教授) コーディネータ:佐藤 一子(埼玉社会教育研究会・法政大学教授) 他の詳細内容は添付のチラシをご覧くださいませ。 後程、日本公民館学会のホームページに当該情報を御掲載いたしますが、 時間がかかるので、早めに会員の皆さまに御連絡いたしました。 突然に御連絡いたしまして、再びお詫びを申し上げます。 今後もよろしくお願いいたします。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 日本公民館学会 事務局 〒305-8572 茨城県つくば市天王台1-1-1 筑波大学人間系(教育学域)生涯学習学研究室気付 E-mail : kominkangakkai@yahoo.co.jp URL : http://www1a.biglobe.ne.jp/kominkan/
=================================================== ■◆ 町田市の松田さんからとびたつ会ニュース ◆■ 一雨ごとに秋が深まります。今日も冷たい雨になりそうです。ご自愛くだ さい。とびたつ会の次回は、生涯学習センター・公民館まつりに参加した後、 青年学級40周年イベントの発表内容について青年学級のメンバーと話し合 います。40年の歴史を振り返る内容になりそうです。お楽しみに。 40周年イベントは、12月7日(日)14:00~16:00 町田市役所1 階での開催を予定しています。休日のため、参加には事前の申し込みが必要 となります。ご希望の方はお知らせください。 [まつだ情報] 【大久保雅子展】 元青年学級担当者で現在「スケッチルーム」というサークル主宰の大久保 雅子さんの個展が今年も開催されます。 期間:12月1日(月)~12月6日(土) 会場:巷房1 銀座1-9-8 奥ビル3階 【2014年11月のきんこんの会のお知らせ】柴田保之さんのブログから 次回のきんこんの会は、2014年11月22日土曜日に下記の通り開催させてい ただきます。当事者のご希望で今回も公開というかたちはとらずにやらせて いただきますので、どうご了承ください。 日時 2014年11月22日土曜日 2時から5時 場所 國學院大学たまプラーザキャンパス1号館410教室 きんこんの会は、コミュニケーションに困難をかかえる当事者が、自由に 語り合う場です。2010年に誕生し、活動を続けてきました。きんこんの会で は大勢で話し合うために、コミュニケーションの援助はたいへんスピードの 速い方法で行っているので、初めてご参加の方には、どのような方法で相手 の言葉を通訳しているのか、なかなかわかりにくいことがあるかと思います。 コミュニケーションの方法についてゆくりとお伝えするには、きんこんの会 以外の機会が必要かと思います。そのために、きんこんの会の当日、1時頃か ら方法をご説明する時間を設けたり、別の日程を調整して大学に来ていただ くなどしております。どうぞ、ご一報ください。 まつだひろゆき 東京都町田市木曽東4-32-19 090-8317-4237 maz-hiro@ezweb.ne.jp(pcからは受信できません)
=========================================================== □□編集後記□□ ◆ようやく「岡山コミットメント2014」という成果文書が確定し、公表する ことができました。UILのメンバーによる語句修正を経て、ユネスコらしい 英文になったとのこと。それを和訳したわけですが、ここでも成果文書作 成委員会の末本委員長さんに見ていただきその了解を得ることと、市役所 内部でのオーソライズ(市長が実行委員会の会長なので)を経て、昨日確 定の運びとなりました。公民館-CLC国際会議の専用サイトにもアップして います。 ◆これをどう活かすかが大きな課題になるわけですが、すでに文科省では、 中教審の総会で河村生涯学習政策局長さん(国際会議で英語で主催者挨拶 をしてくださいました)が、公民館-CLC会議の実施報告をしてくださ ったとのこと。ESDは学校教育の専売特許でないから、社会教育や公民館の 分野でのESDの重要性を強調することは、生涯学習政策局として本来当然の ことではありましょうが、そのきっかけがなかなかないところ、今回の国 際会議は絶好の契機になったのではないかと思います。中教審での報告に 使った資料も送付していただきましたが、きっと文科省のサイトにアップ されると思うので、添付は省略しました。岡山での国際会議の概要と成果、 また、具体例として飯田市の事例も取り上げて紹介されています。一方、 岡山市内ではもちろんですが、岡山県教委もこの国際会議の成果を県下に 広げろとの指示があったとのことで、どのような取組みをしていくかにつ いて今後相談もしながら進めていくことになっています。まずは、このコ ミットメントを読み解くとともに、その実現のために何ができるかをそれ ぞれの地域と公民館の実態に合わせて考えあうワークショップのような取 組みが出発点になるように思います。 ◆11月10日~12日まで名古屋市で開かれる「ESDに関するユネスコ世界会議」 の二日目、11月11日に行われるワークショップ(クラスター2)のテーマ 6「ノンフォーマル学習とコミュニティ学習」は岡山市とUILがコーディネ ートすることになっているのですが、そこで岡山市からこの「岡山コミッ トメント2014」とともに公民館-CLC国際会議の成果を報告することにして います。もちろん市長自ら参加することになっていますが、今回の成果文 書作成にもご奮闘くださった国研の笹井さんが詳しい報告をしてくださる ことになっているので、そこを起点に愛知名古屋宣言にこの成果が盛り込 まれるよう努力しているところです。国際会議で最後の講評をお願いした お二人は、いずれも愛知名古屋宣言の作成の中心的役割を担う方々で、そ の意図で講評をお願いしたわけなのでした。岡山市として愛知名古屋宣言 のドラフトに対して修正意見も提出しましたが、各方面に要請も行ってい るところです。笹井さんの話によると、社会教育学会でもこの岡山コミッ トメントを活かして研究報告会を計画しようという動きも進みつつあると のこと。こうした取組みが広がることこそ、国際会議を開いた意味が広が りその成果を活かすことにつながると思います。 (光俊)