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公民館の風第124号(通算756号)

======================================================== 公民館の風   NO.124(通算756号)                            2013年12月25日発行   編集・発行  内田光俊    mitsutoshi@u.email.ne.jp    ======================================================== ◆国立の井口さんから◆とびたつ会ニュース◆新聞記事等◆編集後記 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ ========================================================

■■  国立公民館の井口さんから東京の動きの報告  ■■

 井口です。ご無沙汰しています。以下の東京での研究の動きを簡単にまと めました。  「東京社会教育史研究フォーラム」は、2012年の9月28日に発足をしてか らおよそ1年間、活動してきました。今年の7月まで、東京の社会教育の歴史 を考えるための証言や考える視点について研究会を開催してきました。8月 以降は、1年間の研究の成果を踏まえ、本の制作に向けて出版企画案の検討 を重ねてきました。  東京の社会教育史研究については、これまで何度かの取り組みがありまし た。まず、1980年からの杉並(原水禁運動と公民館)研究。次いで1984年の 科研費による沖縄・地域史研究と連動した東京都社会教育関係者の証言収集。 それを受けて1987年から10年余り続いた三多摩社会教育の歩み研究。そして 2000年代に入って再度の杉並研究など。いずれも記録や資料集を(不充分な がら)残すことができました。その概要は次のHP(http://www004.upp.so -net.ne.jp/fumi-k/tokyoforumu2012.htm)の、とくに「前史」部分をご覧下 さい。代表的な東京都社会教育主事・故斉藤峻さんの写真も掲載されていま す。この研究に関わり続けてきている小林文人先生は、「東京社会教育史研 究フォーラム」の1年の研究活動を通して再確認できたこととして、次の5 点を指摘しています。  ①首都・東京の社会教育史資料は多彩、そのなかには光彩を放つ部分が少 なくない。②それらがいま忘れられ風化しつつある。③証言者や貴重な資料 が今だと現存し、再生できる。④世代から世代への語り継ぎ、世代間の対話 が大事だ。⑤歩みの再発見を通して、(行政だけでなく)市民活動・実践を 含め、これからの展望や可能性をえがきだす必要がある。  こうした意義を踏まえ、東京という大都市が膨大に蓄積してきた社会教育 の歴史を、いくつかの視点に拠りながら再構成していく編集作業には、多く の英知を結集していく必要があることはもちろんのこと、議論の時間もたっ ぷりとっていく必要があります。  そこで次回は、限られたメンバーによる編集会議だけではなく、執筆者に なっていただける方々や、編集協力いただけるような関係者のみなさんにも、 この「研究」「会議」に加わっていただきながら、出版企画・編集案につい てたっぷり議論する、文字通りの「拡大編集会議」を下記の通り開催したい と思います。ご関心ある方々の参加をお願いします(参加希望の方は井口ま でご連絡くださいsquander626@kif.biglobe.ne.jp)。 【次回案内】「東京社会教育史の出版企画案検討Ⅱ」 日時:2014年1月13日(月・祝)15:00~21:00 会場:(東京)国立市公民館・3階講座室 *会場が変わります、ご注意を。 ※当日は休館日のため裏の通用口からご入館ください(施錠時は以下まで)。  連絡先:042-572-5141(国立市公民館)、090-4620-4643(井口携帯)

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■■  町田の松田さんからとびたつ会ニュース  ■■

 年末です。今日は雪が降りそうという予報。寒くなっています。 とびたつ会は、1月のイベント東京都公民館研究大会を目指して、準備をす すめています。次回は、望年会。 【訃報】 黒田雄治さん(69歳)が、逝去されました。青年学級、若葉とそよ風のハー モニー、とびたつ会マルチビタミンコンサートの演出等々多くの関わりをと おして、たくさんの教えをいただきました。ご自身は、横浜憲法劇や、うた ごえ祭典などの演出や音楽担当として、幅広く平和を願う活動にも参加され ていたした。青年学級の仲間とは、常に対等の関係で言葉を交わし、絶大な る信頼を得ていました。大きな存在をうしなった思いです。 ご冥福をお祈りいたします。             東京都町田市木曽東4-32-19             090-8317-4237             maz-hiro@ezweb.ne.jp(pcからは受信できません)

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■■  名古屋市の水谷さんからの風  ■■

 いつもありがとうございます。公民館の風第123号(通算755号)の 送付ありがとうございました!  素晴らしい活動の一端を知ることができ、とてもうれしかったです。  ぜひ、今後とも送信していただけるとありがたいです。なかなか前進でき ない闘いが多いので、元気が湧いてきます。頑張りましょう!                             名古屋市 水谷

========================================================= ■■ 「おやじ図鑑」堂々完成 地域デビューのきっかけに                    柏で輝く中高年男性紹介  ■■  地域で活躍している中高年男性を紹介する小冊子「柏おやじ図鑑 201 3年採集 見本版」が完成し、14日、柏市の中央公民館で開かれるイベン ト「オヤジ・イノベーション」で無料配布される。市地域支援課の地域づく りコーディネーターらによる初の試みで、男性の地域活動への参加を啓発す る狙い。 http://bit.ly/19tVhg4                        2013/12/11【千葉日報】 --------------------------------------------------------- ■■ 「かさまかるた」使って 公民館新たに500セット用意  ■■  白山市笠間公民館が昨年12月、地元の風習や言い伝えに親しんでもらお うと作った「かさまかるた」を、地元の人たちに広く楽しんでもらおうと新 たに500セット用意した。希望者に1セット1000円で譲る。 http://bit.ly/1kQ465g 2013/12/06【中日新聞】 --------------------------------------------------------- ■■  サケ発眼卵のふ化手伝って 稚魚放流で七尾の公民館  ■■  七尾市矢田郷公民館は、来年二月下旬に市内を流れる大谷川で行うサケの 稚魚の放流会に向けて、発眼卵のふ化飼育に協力してくれる住民を募集して いる。稚魚の飼育と放流は、大谷川の美化や水質向上に関心を持ってもらお うと企画し、二回目。県水産総合センターから五百個の発眼卵の提供を受け、 半分は天神山小学校の四年生に飼育してもらう。十二日には公民館職員が同 小に卵を届け、児童らにサケの生態や飼育方法などを教えた。 http://bit.ly/1ehPaza 2013/12/14【中日新聞】 --------------------------------------------------------- ■■  ジオパークで地域づくりを 兵庫県香美町の実践学ぶ  ■■  ジオパーク先進地に学ぶジオパーク講演会(伊那市主催、長谷公民館共催) は3日夜、同公民館で開いた。世界ジオパークに認定されている山陰海岸ジ オパーク内の兵庫県美方郡香美町でジオパーク推進員を務める今井ひろこさ んが講演。参加者は、地域を巻き込む先進的な取り組みに、南アルプスジオ パークでの展開の可能性を感じ取っていた。 http://bit.ly/J0OvDy   2013/12/5【長野日報】 --------------------------------------------------------- ■■  そば打ちに挑戦 高岡・古府公民館のお楽しみ講座  ■■  高岡市古府公民館(道前正光館長)のお楽しみ講座「そば打ち体験と会食」 が5日、同市伏木矢田上町の同公民館であり、地域住民ら11人がそば打ち 技術を学んだ。 http://bit.ly/JtysyK 2013/12/06【北日本新聞】 --------------------------------------------------------- ■■  安平の追分公民館に 新品グランドピアノ寄贈  ■■  安平町の追分公民館に、まちの音楽文化の発展を願って1台の新品のグラ ンドピアノが寄贈された。ピアノには、公民館近くで長年暮らし、11月に 82歳で亡くなった佐藤信子さんの遺志がこもる。6日、遺族らが同館を訪 れ、町教委の豊島滋教育長に、信子さんが生前、同館のコンサートなどを楽 しんでいた思い出などを伝えた。 http://bit.ly/18vJe37 2013/12/10【苫小牧民報】 --------------------------------------------------------- ■■  「公民館1日体験学習」 日田市大山町  ■■  中学生が公民館を学校として過ごす「公民館1日体験学習」が12日、日 田市大山町の大山公民館であった。町内の大山中学校と大山公民館が共同で、 初めて開催。町出身の社会人や地元の人たちが生徒の先生として、講演や体 験教室などの授業をした。生徒と地域の人が交流する機会を設け、地域と学 校が連携して教育を推進するきっかけにしようと大山中が企画。大山公民館 に協力を呼び掛けた。 http://bit.ly/1dFJiuW 2013/12/14 09:59 【大分合同新聞】 --------------------------------------------------------- ■■   松尾踊ってみよう会開く  ■■  飯田市松尾公民館でこのほど、第11回「松尾踊ってみよう会」が開かれ た。松尾地区踊り連盟と同公民館文化委員会が主催。松尾地区の中でさまざ まな踊りに取り組んでいる15のグループ・個人計約200人が踊りや流派 を超えて一堂に集まり、日頃の練習の成果を発表し合った。 http://bit.ly/1bbrwws                       2013/12/13【南信州新聞】 --------------------------------------------------------- ■■  青春時代の懐メロ響く 公民館にジュークボックス  ■■  米原市顔戸の近江公民館に、レコードの自動演奏装置「ジュークボックス」 が登場した。一九六〇~七〇年代を中心に脚光を浴びた山口百恵さんやピン クレディー、石原裕次郎さんと往年のスターたちの曲が響き、公民館を訪れ た人の注目を集めている。 http://bit.ly/18uGH9e                     2013/12/14 00:00 【中日新聞】 --------------------------------------------------------- ■■  全世帯に鞍月検定 金沢、2月に問題郵送、解答  ■■  鞍月公民館は来年2月、歴史などの知識を問う「くら月検定」(北國新聞 社後援)を実 施する。全約3500世帯に問題を配布し、郵便で解答を返 送してもらう。県庁移転で宅 地開発が進んだ鞍月は、引っ越してきた「新 住民」も多く、公民館は「一人でも多くの人 が鞍月を学び、地域愛を深め てもらいたい」と期待する。 http://bit.ly/1ehOJoO 2013/12/15【北國新聞】 --------------------------------------------------------- ■■  被災の中央公民館など再建へ 郡山市  ■■  東日本大震災で大規模半壊し、再建される郡山市の中央公民館と勤労青少 年ホームの施設概要が固まった。11日までに建設工事が始まった。市内で 被災した公共施設を新たに建て直すのは初めて。復興のシンボルとして期待 される。完成は平成27年3月を予定している。 http://bit.ly/18vKxPC 2013/12/12日【福島放送WEB】 ========================================================= □□□ 編集後記 □□□ ◆国立市の井口さん、そして新たに読者に加わっていただいた名古屋氏の水  谷さんから風が届きました。こうして反応があると、発行者としては嬉し  く元気が出るものです。双方向に発信しあいたいと思います。上田さんが  書かれていたように、今こんな事業やってますといった、気軽な情報でけ  っこうですから近況をお寄せ下さいね。よろしくお願いいたします。次号  は新年号になると思いますので、皆さんの新年のご挨拶など寄せていただ  けると嬉しいです。 ◆大学時代の恩師と同窓生たちとでやっている「自治と学び研究会」に久し  ぶり、いや何年かぶりに参加しました。お茶の水の会場近くにはニコライ  堂があり、その鐘の音を聞きながらの研究会になりました。今回は先生の  著書を読みこんで感じたり考えたことを参加者が報告し話し合うという、  いつもと違うやり方で進められました。自分の読み方が浅かったり、読み  違えていたりということがたくさんあり、反省しきり。でも、こうして読  み合うことで、自分の誤りに気付くことができるのはありがたいもの。少  なくとも、筆者の意図や真意がどうあれ自分はこう受け取ったのだからそ  れでいいだろうなどと言う研究者みたいにならなくてすむのは幸いという  ものです。それにしても、メンバーの一人は自治体のとても忙しい部長職  を務めながら博士論文を書き上げました。研究会後の懇親会でその彼とと  もに完成を祝って乾杯しましたが、すごいの一言。スーパーマンかと思い  ますね。 ◆研究会の翌日、竹橋の国立近代美術館でジョセフ・クーデルカ展を観てき  ました。実は、職場の仲間の一人がこれを観るためにわざわざ上京して、  とても良かったとFBに書いていたので、これは僕も観なくてはと思った  のでしたが、観ることができてありがたかったです。まさに一見の価値あ  りでした。絶対に僕には撮れない写真だと痛感しました。   (光俊)

About Me.

「公民館の風」の発行人。岡山市で社会教育主事を30年あまり務め、中央公民館にも9年間勤務。現在、生涯学習課公民館振興室で公民館事業の指導等の仕事をしています。

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