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公民館の風第123号(通算755号)

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公民館の風   NO.123(通算755号)                            2013年12月18日発行   編集・発行  内田光俊    mitsutoshi@u.email.ne.jp

=========================================================== ◆上田市の中村さん◆和歌山大長さん◆とびたつ会ニュース◆編集後記 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ ============================================================

■■  上田市公民館の中村文明さんから  ■■

 <信州・上田市の公民館から>  南の風、編集や配信、大変ご苦労さまです。風の継続をお願いします。 私は、たぶん、5年くらい、風に吹かれています。山国で、タコツボになり がちな自分にとって、大切な風となっています。  話題を三つお送りします。  ①12月8日(日)、上田市では「生涯学習シンポジウム2013 上田の戦争 遺跡が語る未来へのメッセージ」という事業が行われます。詳細は、リン ク先を御覧ください。 http://www.city.ueda.nagano.jp/hp/kyoiku/1050/20130107160052660.html  私自身は、公民館で、戦争や平和について、正面から取り組んだことがあ りません。この企画は、上田市の生涯学習課が、上田市の戦争遺跡の調査を 行ってきた経過から、実現したものです。  ちなみに、この戦争遺跡の調査の前段としては、市民グループの戦争遺跡 の調査と学習、また地域の歴史研究者による上田の空襲のブックレット、上 田市誌の近現代編の発刊など、十数年にわたる細く長い取り組みがありまし た。シンポジウム自体の企画は、今年度になって行われましたが、その企画 会議に公民館主事の立場で3回ほど参加し、モノ(遺跡)、地域(上田地域) をベースに戦争を考える、さらに若者(高校生)に過去にあった事実を伝え る努力をする、といったことについて確認できたことが、大変勉強になった ことです。  ②自分が勤める公民館では、「絶対たのしい!地酒教室」という日本酒を 学ぶ講座を昨年から実施しています。講師を酒屋の店主にお願いしてます。 テーマは、自分にあったお酒をみつけるための知識を身につけ、日本の食文 化としての日本酒、長野県の地域文化としての信州地酒を学び、人に薦める ことができるようになろう、というものです。12月7日(土)の夜、参加者が 4合瓶を1本持ち寄って、皆に紹介しながら、酒を酌み交わしあう、という 教室の番外編(飲み会)を開催します。  ③上田市の主事会では、今年、「地域課題に関わる講座の企画書を作ろう」 という取り組みを進めています。今、上田市は、9つの公民館に,計20人ほど の主事会メンバーがいますが、ほとんどが40代半ば以降50代の職員です。43 歳の私は、3番目の若さなのです。どの職員も、行政実務の経は豊富な公務 員ですが、公民館で、いざ「地域課題」の講座の実施を、といっても、なか なか一歩が踏み出せない、という現状です。今年は、私が主事会の研修担当 なのですが、上述の現状を踏まえて、「講座の企画書を作る」という研修に 取り組んでいます。「講座を作る」だと実現可能性をえたりして、ハードル が高くなるのですが、企画書だと、好きなことを考えてもよい、というわけ です。主事会は、皆が相互に研鑽を積むことが一つの目標ですが、十年ほど 上田市の公民館に勤めてきたなかでは、こういった取り組みはできていない のが現状でした。  その他、11月には、松本市の町内公民館長会の皆さんが上田市の分館につ いて研修視察にこられて、上田市の私たちが上田市の分館の特徴について再 認識しました。秋には長野県公民館大会、春には県主事会総会があり、その 時々で思ったことを投稿しようと思ったこともありましたが、筆が重く、送 信しないままでした。 ----------------------------------- (以上は、中村さんが「南の風」に投稿された文章を本人にお願いして転載 させていただいたものです。以下は中村さんのメッセージです。) -----------------------------------  お世話さまです。転載、ありがとうございます。本来、転載の依頼などい ただかなくても、こちらから送らなくてはいけないと思っていました。 「公民館の風」のメンバーの方たち、多士済々かと思いますが、もうちょ っと「日常的な動き」が投稿される感じだとよいですよね。こんな講座やっ たよ、とか、こんな研修や会議をやった、みたいな出来事報告的なこと。 他メディアへの原稿と重複してもいいのではないかと思います。私的には、 西の方の公民館活動が伺える、公民館関係新聞記事を楽しみにしています。 12月8日のシンポジウムは、私は事情があって当日参加できませんでした が、200人近くの人が集まったそうです。何人もの公民館職員が、聴衆とし て参加していて、感想をきくと、大絶賛でした。こんな時代だから、がん ばってこういうシンポジウムのようなことをやらなくてはならないと思っ た、とか、80歳の方の戦争体験を、その娘が初めてきけてよかった、とか。 シンポジウムは、数年来の戦争遺跡の調査事業が背景になっています。

========================================================== ■■  和歌山大学の山本健慈学長さんから  ■■

 みなさま、寒くなりましたが、お元気でしょうか。山本健慈@和歌山大学 ・アトム共同福祉会です。本日はアトムの法人の近況と来年2月の企画をお 知らせします。  第1園のアトム共同保育園の方の建て替え計画が一応整い、来年4月から半 年間かけて建築が行われることになりました。その間アトム共同保育園の子 どもたちは、町立保育園の間借とつばさ共同保育園の両方を分園として保育 をすることになりました。この折衝過程は、長くなるので書けませんが、な かなかの大立ち回りが展開され、あらためてトラブルによって大人が育つこ とを示しました(とくに住民は)  さて今日は、来年2月9日の集会の案内のチラシ、文書を添付でお届けしま す。アトム・つばさ両園で働く若い職員は、実習に来た学生たち、他の園に 就職している学校時代の友人たちとの付き合いから、自分たちは働きながら 育っている実感を持っているのに、他の園の友人たちはどうも違うようだ、 養成の学校での教育課程や実習はこれでいいのか、そして職場や学校ではこ んなことを大切にしてほしいということを伝えたいという思いから企画した ということです。実践現場実習や学生を連れて見学に来た大学短大専門学校、 就職課から文書の来ている学校、研修等の講演で呼ばれた教育委員会や行政 等に案内をしているということで、教育委員会の研修担当の指導主事からは 参加希望が来ているということです。  会場は狭いので、もしご関心があれば<つばさ共同保育園まで>連絡をい ただきたいということです。  慌ただしい年の瀬、ご自愛を。そしてよいお年を。 ********************** 山本健慈     和歌山大学長 〒640-8510 和歌山市栄谷930 TEL073( 457) 7001 FAX073( 457)7020 学長メッセージを掲載しております http://www.wakayama-u.ac.jp/message.html 和歌山大学は 生涯 あなたの人生を 応援します Wakayama University wants to support you throughout your life **********************

======================================================= ■■  町田の松田さんからとびたつ会ニュース  ■■

 年末です。今日は雪が降りそうという予報。寒くなっています。 とびたつ会は、1月のイベント東京都公民館研究大会を目指して、準備をす すめています。次回は、望年会。 【訃報】 黒田雄治さん(69歳)が、逝去されました。  青年学級、若葉とそよ風のハーモニー、とびたつ会マルチビタミンコンサ ートの演出等々多くの関わりをとおして、たくさんの教えをいただきました。 ご自身は、横浜憲法劇や、うたごえ祭典などの演出や音楽担当として、幅広 く平和を願う活動にも参加されていました。  青年学級の仲間とは、常に対等の関係で言葉を交わし、絶大なる信頼を得 ていました。大きな存在をうしなった思いです。 ご冥福をお祈りいたします。                東京都町田市木曽東4-32-19                090-8317-4237

========================================================= □□□ 編集後記 □□□ ◆今回から新たに読者に加わっていただいた方もあります。初めて受信され  た方は驚かれると思いますが、お嫌でなければ、そのまま読者でいてくだ  さい。時々は中村さんが書かれているように、近況など気軽に書いてお送  りいただけると幸いです。なお、いつもの新聞記事は次号回しにしました。 ◆16日17日と中央公民館で、ESDコーディネーター研修を開催しました。公  民館職員を対象に今年度三回行う研修の二回目。講師はまたまた広島から  人間科学研究所の志賀さんをお招きしての研修です。今日は、それぞれが  抽出してきた地域課題を持ち寄っての研修で、課題解決のための事業企画  を作り上げることが課題でした。僕は初日の午前中しか参加できなかった  ので残念でしたが、けっこう夢のある企画ができていたとのこと。本当は、  この企画自体を職員だけでなく、その課題解決に当たる住民といっしょに  やらないといけないのですが、今回は研修ということで職員だけで取り組  んでいます。まずは職員がきちんと企画書を書けないでは進みませんから。  自分の思いだけで事業計画をすぐに作ってしまい、企画書が書けないとい  う職員が多いのです。問題はこれをどう各館で実施するかですね。(光俊)

About Me.

「公民館の風」の発行人。岡山市で社会教育主事を30年あまり務め、中央公民館にも9年間勤務。現在、生涯学習課公民館振興室で公民館事業の指導等の仕事をしています。

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